まだ見ぬ山頂の絶景を求めて
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8/9 早朝登山平尾台 ブロッケン現象に遭遇

平尾台早朝登山で…珍しい体験!

この日は一年で一番暑い日になったのではないでしょうか…。小倉で36℃を記録、体感温度は40℃を超えたともいわれる8月8日平尾台に行ってきました。さすがに昼間はジリジリと焼けるような暑さ、朝5時起きの午前6時30分茶ケ床出発、周防台~桶ケ辻~天狗岩~貝殻山の個人山行でした。 先週、九重で復帰したリーダーに前夜から声を掛け、同行して頂きました。今回そこで珍しい体験をしましたので記事を書かせて頂きました。

周防台へのコースは腰~一部肩近くまで草が生えており朝露でズボンと靴はすっかり濡れてしまいました。そしてやがて周防台頂上というところで一面雲海だということに気づきました。7月の古処~屏山に続き低山での雲海に大喜び…本当に素晴らしい眺めでした。

さらに桶ケ辻(568.7m)~天狗岩(436m)へと進んだわけですが、後方にいるリーダーが突然足を止め「たかちゃん…あれ見て!」と…。言われるままに指差す方を見て「ああ虹ですね」と答える私…。「いやいやあれはブロッケン現象だよ!」と興奮気味のリーダー。

 何でもこの現象は大変珍しいものだとか、いくつかの条件が重ならないと見ることができないものだそうです。色々と解説を拝聴すると確かに珍しいものだ。

 自宅でネット検索すると「頻繁に登頂する登山家でもめったに見ることができない現象の一つ」とか…、「自然を愛し、山を敬い、希望を信じる人が見ることができる」とも書いてある。いやいや大変なものを見たものだと感激した私でした。早い話…私はこのことを知らなかったということですね。(笑)

 アルプスではちょいちょい見ることができるとか、近くは伯耆大山でもみられるとのこと。しかしながら地元平尾台で見ることができたのはラッキーでした。

 “山頂に降臨する阿弥陀如来の輪がこの現象だ”とも書いていましたが、お盆も近く大変有難いことだと手を合わせた私でした。リーダーがいなければ多分知らずに通り過ぎたことでしょう(笑)。早起きした甲斐があったというもの…素晴らしい経験をさせて頂きました。感謝、感謝!  たかちゃん


佐々木感想

今回の平尾台登山で1763座となります。約30年間の登山で初めてのブッケンに出会いました

それが日本アルプスでもなく、海外の高山でもなく、飛行機から見るブロッケンでもなかったのです

身近な平尾台でまさかのブロッケン現象に初めて出会った気分は、初めて恋をした女性に再会した以上に興奮しました。登山者があこがれる山での神秘な現象なのです。30年登って会えない現象を今回体験できたことは、我が人生でも最高の瞬間でした。今回の登山に誘ってくれた崇ちゃんのおかげです。多少手術で気弱になっていた(顔には出さないけど)私の心にも虹がかかってくれて幸運が舞い降りた感じです。

今回のブロッケン現象を見ることができた要因は、①雲海が霧となって千仏鍾乳洞がある谷に流れ込んだこと

②強い風が無く微風だった③霧がある反対方向に太陽が輝いていたこと④ブロッケン現象についての知識があったことです

15分ほどで霧は無くなり視界が開けていつもの風景に戻ったのでした。

ありがとう崇ちゃん! ありがとう平尾台!

ブロッケン現象ブロッケンげんしょう、Brocken spectre)とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。 光輪(グローリー、英語: glory)、ブロッケンの妖怪(または怪物)などともいう。見晴らしの良い開けた山の頂で、太陽を背にして前方の濃い霧の壁を見ると、その霧に自分の影が大きく映る。影のまわりには神々しい虹色の光輪が浮かび上がり、ドイツではブロッケン山で度々目撃されることから「ブロッケン現象」、日本では阿弥陀の来迎にたとえ「御来迎(ごらいごう)」と呼ぶ。霧粒が光を後方に回折させ、それによりできた光象が、さらに反射されることによって起きる。